【大分県大分市即日申請】建設業の財務諸表とは?基礎からわかるB/S・P/Lの読み方
この記事はこんな方におすすめ:
✔ 建設業の決算書を「見せるだけ」で済ませている
✔ 財務諸表の意味がよく分からないまま経審や補助金を申請している
✔ 経営判断に活かせる決算書の読み方を知りたい
✔ 大分市で財務や建設業許可の相談ができる専門家を探している
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目次
財務諸表とは?建設業と一般企業との違い
財務諸表(決算書)とは、会社の経営状態を「数字」で示す報告書のこと。建設業では「建設業許可の更新」「経営事項審査」「補助金申請」など、さまざまな場面で提出を求められます。
📌 ポイント:
建設業では、未成工事や完成工事に関する特有の会計処理があります。一般企業とは異なる読み方が必要になるため、専門知識が不可欠です。
建設業では、未成工事や完成工事に関する特有の会計処理があります。一般企業とは異なる読み方が必要になるため、専門知識が不可欠です。
貸借対照表(B/S)の見方
貸借対照表は、「会社の財政状態を一目で示す表」です。具体的には以下の3つの要素で構成されています:
- 資産:会社が持っているお金や建物、未収金など
- 負債:借入金、買掛金などの「返さなければならないお金」
- 純資産:資産−負債=会社の正味の価値
✔ 自己資本比率が高いほど、会社の安定性が高いと判断されます。
✔ 建設業許可の更新・経審においても、B/Sの数値は重要です。
✔ 建設業許可の更新・経審においても、B/Sの数値は重要です。
損益計算書(P/L)の見方
損益計算書は、「1年間でどれだけ儲けたか」を示す表です。建設業では、以下のような構造になります:
- 売上高:完成工事の請負金額
- 売上原価:材料費、外注費、労務費など
- 営業利益:売上総利益−販売管理費
- 経常利益:営業利益+営業外収益−営業外費用
✔ 「利益が出ていない=悪い」ではありません。
✔ 建設業では、工期の長さや工事引き渡しタイミングで利益の出方が変わるため、複数年の推移で判断するのが望ましいです。
✔ 建設業では、工期の長さや工事引き渡しタイミングで利益の出方が変わるため、複数年の推移で判断するのが望ましいです。
建設業特有の科目に注意!
建設業の財務諸表では、以下のような科目がよく登場します。一般業種とは異なる扱いになるため注意が必要です。
| 科目名 | 意味 |
|---|---|
| 未成工事支出金 | 工事が完了していない段階で発生した原価 |
| 未成工事受入金 | まだ完成していない工事に対して受け取った金額 |
| 完成工事原価 | その年度に完成した工事の原価合計 |
| 完成工事高 | 工事が完了して計上した売上(完成ベース) |
💡 これらの項目の記載ミスや抜けは、経審点数や補助金審査に大きな影響を及ぼします。
毎年の決算時には、行政書士や税理士との連携が不可欠です。
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✔ 経審向けに特化した決算書チェック
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建設業の決算書=出せば終わりではありません。
「読まれる決算書」をつくることで、経営にも、補助金にも、許可更新にも効果を発揮します。
次回は、経審に強い財務諸表の作り方について詳しく解説します!

